ヤドリギ

遺書代わりのメモ

新しいことなんてしないぞ、2019年

気づいたら2019年でした。昨年くらいからいよいよ加齢による体力の衰えが始まり(幸いなことに大病はなし)、でも海外展開は加速していくもんだから仕事に全ての集中力を投入せざるを得なくなりました。なので、ネットははてブでタイトルだけ見て的はずれなコメントをするときくらいしか使っていません。どうなの、それ。

ただ、年始に自分の頭を整理する意味でブログを書くことはボケ防止のために必要だなと思ったので、久しぶりにキーボードでペチペチと打つことにしました。

さて、2019年です。ブレグジットがあります、消費税増税があります、米中貿易戦争が収束する兆しがありません、韓国北朝鮮中国台湾あたりが火薬庫になりつつあります、株式市場が下降トレンドに入っているのに10連休があります。冷静に考えなくても顕在しているリスクを書き出すだけでろくなことねえな、とお腹いっぱいになるのが2019年です。

そんなときに経営者はどうすればいいのか?といえば、答えは簡単です。新しいことなんてしないことです。今年はもう日本本社は1月の時点で店じまいです。だって新規事業やったってうまくいかないもん。殻にこもって、海外支社で好調なところに資源を集中させていきます。

でも、まあ、それだと日本本社誰も出社しなくなってしまって潰れるので、勉強会への参加を促して費用を負担してあげたり、新しい技術の検証期間をたっぷり取ったり、いつも以上にリファラル採用に力を入れたり、新規事業をやらないぶん既存事業の改善ペースを5倍くらいに上げたり、人員の配置転換をしたり、会社全員が同じ方向を向いているかどうかを毎月チェックしたりしたいと思います。

 

はい、そういうことです。新しいことなんてしなくても、「そんなのやって当たり前だろう」と思うことを他の会社では考えられないくらいの強度で毎日繰り返せば、不況期を乗り切れる会社を作ることができるんです。

2019年はリーマンショック級の不況が来る可能性が40%くらいあると踏んでいるので、私は社員を守るためにできることは全てします。辞めたいと言われない限り、絶対にリストラはしない。それが私の経営方針です。

大不況が来ても、日々高い強度で仕事をし続けているお前らなら大丈夫だ。前年対比プラスを続けるぞ。

日本人が海外で活躍するために一番必要なことは「英語の勉強」ではなく「ルールの勉強」

海外事業が順調です。大してPRもしていないしする気もないんですが、たぶん私が死ぬ頃には経済誌とかに「日本は海外でこう戦え!」な感じで取り上げられんじゃねえかと思っています。知らんけど。

私は海外事業をするときは基本的に「海外っすか!行きたいっす!」な何も考えていない若手に金あげて放り込んで放置プレイなんですが、出国前に1つだけ必ずやっていることがあります。それは何かというと、その国で生きていく上で必要なルールの教育。覚えることができなかったら行かせないし、実際に何人か諦めさせたことがあります。それくらい国のルールを覚えることは大事です。

挨拶が大事な国だったら、挨拶の作法を徹底的に教え込みます。

どんなことをしたら失礼にあたるかを体レベルで覚えてもらいます。

食事のマナーを現地人と一緒に食事をしながら学びます。

法人の設立方法を、実践しながら覚えます。

地域ごとに特有のルールがあったら、突撃する予定の地域のルールを調べに調べておきます。

たぶん、他の人から見たらドン引きするくらいのレベルで教育します。

正直、英語とかどうでもいいです。そんなの向こう行ったら嫌でも覚えますし、商談で「お前レベルの英語じゃ話にならん!」と一蹴されたらさらに勉強するでしょう。これは中国語でもスペイン語でもフランス語でも変わりません。生存本能が呼び覚まされたら能力は研ぎ澄まされるものです。

そんなことより勉強すべきはルールです、ルール。私たち日本人は、外国人が銭湯で体を洗わずに風呂に入ったり、入っちゃいけないところに入って写真撮ってインスタに上げたりしたら「おいこらガイジン」と思うじゃないですか。それと同じようなルール違反を海外でやったら、ビジネスをする前から信用を失ってしまいます。これは非常にもったいないことです。

これは私見ですが、私は日本人が海外で活躍できないのは英語ができないからじゃなくて、ルールの勉強不足だからだと考えています。現地の公用語がネイティブレベルで話せても、ルールも知らずマナーも悪い人には仕事はやって来ません。海外で起業するつもりなら、起業する国のルールを学び、リスペクトすることを忘れないようにしてください。