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ヤドリギ

遺書代わりのメモ

中年社員をリストラしたら、若手の稼働率が一気に上がったという話

最近ではなくちょっと前の話。

はっきりとした業種などは書けないんだけど、50人規模くらいの会社が世の中の流れ的なアレでちょっとふん詰まり状態になった。ちょうど中堅どころの社員が多く、若手もそこそこいるけど、平均年齢は40歳くらいの会社だった。

社長は創業者なのでなんとか社員全員を守ろうとしたけど、どう考えても7、8人はリストラしないと会社が立ち行かないことがわかり、肩を叩く人を探すことになった。当時は業績が思うように上がらず、社内でも中堅と若手の対立が目立つようになっていた時のことだった。

結論から言うと、社長は創業期を支えてくれた社員を中心に首を切った。理由は、彼らが時代の流れについていけていなかったからだ。新しい技術を習得することに後ろ向きで、口を開けば愚痴が出る。おまけに仕事に慣れすぎたせいで、成果物のところどころに手抜きが見えた。会社の創業期を支えてきた功労者であることは間違いなかったが、その立場に甘えている人を雇うほどの余裕はなくなっていたので、涙をこらえてクビにしたそうだ。

その結果、業績は一気に上向いた。若手社員が一気に結果を出すようになったのだ。どうも、リストラの対象となった社員が若手の仕事を妨害していたというか、よくある「自分よりできるやつ」を活躍させないように仕事を振っていたようだ。でも、今は若手を阻む社員がいないため、今まで取れなかった契約も取れるようになり、来年には過去最高益を更新しそうな勢いだと聞いた。絵に描いたような再建劇となったようだ。

で、ここまで読むと「使えないオヤジは切れ」というオチになりそうなものなんだけど、このエントリーで言いたい結論は「ちゃんと上の人間は現場を把握しておけ」ということ。実際、この前話を聞いたときには「現場に任せすぎていた社長である自分に責任があったので、今後はそういうことがないようにしたい」と反省をしていた。今後は何百人、何千人規模の会社にならない限り、半年に1回は社員1人1人と話をする、もしくはメールか何かで正直に話をする機会を設けたいということだ。

使えない社員というのは、上の人間が使えなくなる兆候が見えたときに早めに対処すれば発生を防げる。たとえそれが、意欲のない中年だったとしてもだ。