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ヤドリギ

遺書代わりのメモ

街の書店は生き残りたかったらAmazon以上に血反吐を吐きながら知恵を絞るしかない

なんだかなぁと。

STOP!! Amazon!! ●出版社へ呼びかけ

アマゾンが学生向けの10%のポイントサービス=値引販売(〈Amazon Student〉プログラム)をはじめて、まもなくはや1年。 街の書店はますます苦況に陥り、再販制度は、内部崩壊の最大の危機を迎えています。

 古い業界のこの手の主張を見ていつも感じることとして、なぜ苦境になっているのかを分析した人はいるんでしょうか。Amazonは相手の弱点を突いて徹底的にシェアを奪いに来る企業なので、現状維持を望む集団にはとにかく強い。それを理解していれば、こんな馬鹿げた呼びかけができるはずがないんですが。

品揃えの良い大型書店ですら潰れるこのご時勢に、現状打破のためのアイデアを考えず、ライバル企業の施策を中止させることしか考えない団体に、街の書店なんて守れるはずがないじゃないですか。仮にこのポイントサービスが中止になったとしたら、先に待っているのは若者の本離れが加速する未来なわけで。なんというか、制度に守られ続けてきた業界の人たちの思考回路はおもしろいなぁと思います。

あまり好きな言葉じゃないですが、グローバル化が進んでいる現代社会においては、現状維持の方がリスクは大きくなっています。ダーウィンの進化論にあるように、変化できないと他の種に駆逐される運命にあるのです。街の書店を守りたいのなら、どれだけ愚痴や文句をたれられたとしても、街の書店に変わってもらうためにいろいろな働きかけをしていくしかないでしょう。

個人的には、オフィス街に近い大型書店とかは、なぜ宅配をしないのかなぁと思います。紀伊国屋が宅配サービスを提供しているのですが。
http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d01/4_010000.htm

クイックサービスは「本の宅配サービス」です。 店頭に在庫している商品は、原則として3日以内にお手元へお届けいたします。 店頭に在庫のない商品については、出版社より取り寄せ、1~2週間前後でお届けいたします。

なんというか、論外なサービス内容ですよね。「これだったらAmazonで買うわ」といった内容です。宅配事業を始めて、特定の地域は15時までに注文があったらオフィスのポストに投函するとか、そういうサービスを始めれば良いのになぁと。ピザみたいに「ネットで注文したら1時間以内にお届け」みたいな感じで。

あとは、街の書店にある在庫をデータベースに登録して、家の近くの書店にあったらAmazonより早く届けるサービスを始めるとか。「机上の空論だ、そんなことに協力してくれる書店がどれだけいるかわかっているのか」という反論があるのであれば、どうぞAmazonに駆逐されてください、という返しをすればおしまいです。

もう、のほほんと今までどおりに生きていける時代じゃないんですよね。制度や業界を守りたいのであれば、業界を潰すレベルで死ぬ気でアイデアを出して、身銭切っているAmazonより知恵を絞らないといけないのです。