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ヤドリギ

遺書代わりのメモ

根性論を集中力論に変更すると子供はよく育つ

私には3人子供がいて、最近細かく話は聞いていないが全員結婚し、それなりに良い収入を得て生活をしているようだ。教育はしっかりと施してきたつもりなので、少なくとも路頭に迷うような生活を送ることになる子供が1人も出なかったのは幸いだった。

私が子育てをしていた時期はネットもなく、根性論でなんとかしろ的な教師が多かった。夏の炎天下で脱水症状になるまで走らせることが成長につながると本気で考えているキチガイ教師や、効率的な勉強法を教えることなく、1日10時間勉強すれば東大に入れるというわけのわからない理論を振りかざす教師が好き放題に子供を洗脳レベルで教育できる時代だった。

我が家では、教師の仕事を真っ向から否定することが子育ての中心だった。根性ではなんともならない。集中力が必要だと何度も言い聞かせた。一度宿題をやると決めたら、テレビやマンガ等一切見ることなく終わるまでそのことだけに集中するように教えた。寝る時間が遅くなろうとも、遊ぶ時間が減ろうとも、集中して1つのことを終わらせることにこだわり続けた。今だったら、ネットは絶対に見るなと言っていただろう。

小さい頃から3人の子供をそうやって育て続けてきたので、2人目は1人目を、3人目は2人を見て育つ。だから、我が家の子供達の勉強効率は非常に良かった。他の子供達と比較しても、何か1つのことに取り組んだ時の時間単位の生産性は良い方だったと思う。

なぜそこまでして集中力にこだわったかというと、それまでの私の人生の経験上、うまくいっていた人はまず間違いなくここ一番で他のことを忘れてやるべきことに集中するクセを持っていたからだった。みんながみんなそうではなかったが、例えば原稿の〆切があったら終わるまで椅子に自分を縛り付けてでも書き続けるような人の姿を見て、そこまでのスパルタ教育はしないにせよ、この集中力を小さい頃から身につけさせれば、人生の転機が訪れた時に必ず役に立つだろうと考えたのだった。

今でも、この時期になると「宿題終わってない」と悲鳴を上げる友達に「私はもう終わったもんね」と自慢をしていた子供達の姿を思い出す。最初の1週間で全てを終わらせるという目標を自ら立て、必ず終わらせていた彼らの集中力はきっと、今の生活にも役立っていると信じたい。

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