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ヤドリギ

遺書代わりのメモ

時代遅れの電話というツールと、そのツールを使いたい人のためのガイドライン

この記事は、時代に取り残されている人たちの嘆きがいっぱい詰まっていて、なかなかに面白かった。

NEWSポストセブン|電話に出ぬ若者 「電話は時間を拘束する迷惑ツール」と認識 NEWSポストセブン|電話に出ぬ若者 「電話は時間を拘束する迷惑ツール」と認識

オッサンに属する私だが、ここ数年電話に出たことが無いししたことがない。海外に出ることが多いという特殊な事情があるが、メールで連絡は事足りるし、本当に話したい人とはメールで連絡を取って直接話すことにしている。やむをえない事情があれば、メールで連絡をしてSkypeで話せばいい。

しかし、なぜこれほどまでに日本人は電話という時代遅れのツールが好きなのだろうか。というわけで、今日は電話というツールについて考えてみたい。

電話は時代遅れのツール

昔だったら連絡は電話が当たり前で、実際に私も電話をよくかけていたが、今は電話をするときには許可が必要だと考えている

なぜなら、24時間何かしらのコンテンツを消費できる、つまり自分の時間を持てる現代社会においては、テレビの番組の間とか、サッカーのハーフタイム中とか、そういった昔では電話をかけるに絶好の機会だった時間帯も、相手はニコニコ動画を見ているかもしれないし、ブログを読んでいるかもしれないし、友達と飲んでいるかもしれない。

電話は、相手の時間を奪うだけでなく、信頼度すら下げる可能性がある時代遅れのツールなのだ。

電話以外の連絡方法はいくらでもある

時間を奪わないように、また音声のやり取りによって起きる「忘れた」というトラブルを避けるために、今はメールという連絡手段がある。

また、チャットワークやサイボウズLiveなど、メールのやり取りでは会話がなりたたないという電話派の言い訳への回答となるグループウェアも今はすっかり定着した。電話に頼らず、電話より効率よく情報を共有し、伝達する手段はいくらでもある。そんな中で電話だけにこだわる人は、時代の流れに取り残されていくだろう。

電話は、後で「電話で言った」と言い訳ができる

録音したり、スピーカーにすることによって周りに聞こえるようにしたりして多くの人が会話内容を知ることができるようにする方法はあるが、電話は基本1対1の会話となるため、かけた側が一方的に「あの時ああいったのに」という言い訳を作ることができる。これも電話の欠点だ。

電話が多い人は、よく「あの時電話で○○しろと言ったじゃないか!」と怒ることがある。しかし、実際は言ってはなく、怒られた方が起こられ損のまま終わることが多い。

これが連絡手段がメールであれば、指示漏れがあった、もしくは指示内容を反映させなかったといった形で責任者がすぐにわかるものなのだが、電話はそうはいかない。責任の所在を曖昧にしてしまうところからも、電話の時代遅れっぷりがよくわかるだろう。

電話をしたかったら、かける前にメールでの連絡を

ここまで電話の短所をつらつらと挙げてきたが、それでも電話が必要なときがあることは事実だ。緊急事態が頻繁に起こる可能性の高いプロジェクトに参加している、子供が産まれる直前だが会社で仕事をしなければならない…そういった、電話の方が圧倒的に有利な状況はあるにはある。

しかし、そんな状況に身を置くことはめったにないし、総人口で考えても数%いるかいないかといったところだろう。なので、電話はこれからかかることはないし、かけることもないツールになっていくだろう。電話番号はあるが、使うことが無い。そんな若い人はどんどん増えていくと思われる。

それでも、若い人に電話で連絡をしないと気が済まない。そんな物好きな方は、最初にメールで「電話をしてもいいか?するとしたら何時ごろだといいか?」という許可を必ず取るようにしよう。それだけで、電話に出てくれる可能性はぐっと上がる。

彼らは自分の時間を奪われるのは嫌いだが、許可を求めてくる人にまで冷たくするようなことは無い。電話を何度かけても出ないことに腹を立てている方は、一度メールで電話の許可を得てみよう。きっと、多少はコミュニケーションに改善が見られるようになるはずだ。