ヤドリギ

遺書代わりのメモ

自分から何かを動かす人間にならないと仕事はできるようにならない

GWボケもすっかり抜け、梅雨明けも近くなってきた今日このごろ、我が社の新卒の子たちもいい感じにフルボッコにされつつ成長してきています。

うちの会社では毎年この時期にトラップ1つを仕掛けるのですが、全員見事にクリアしてくれました。なので今年入った子たちも来年には立派な戦力として活躍してくれるでしょう。

「催促させる」トラップ

ではトラップとはなにか?というと、先輩が〆切日近くになっても何も成果物を出さない時、新卒の子がそれを注意できるか?というトラップです。

例えば新卒の子が任せられた社内プロジェクトで、先輩に必要な資料作成を○日までにお願いしたとして、その日になっても資料を出す様子がなかったとします。その時、新卒の子が「先輩、これできてます?」と催促できればOK。それだけです。

そんなのできて当たり前だろうと思うかもしれませんが、意外と今の若い人はこれができないそうです。〆切を大幅に過ぎた辺りで社長が「あの資料、どうなった?」と聞いたら「先輩が出してくれないんです、困ってて…」と返してくる。で、「催促したの?」と聞いたら「してません」と、資料を出さない先輩が全て悪いかのように返事をする。そこで初めて「あぁ、この子は自分が責任者だと思っていないんだ」と気づくそうです。

新卒でも、責任者なら一番偉い

ウチはまだ上記のように責任を押し付ける責任者になる徴候がある社員はいないのですが、いたらどうやって教育しようかなと常日頃から考えています。

たぶん、責任者なのに責任感が持てない人、先輩だからといって遠慮してしまう癖がある人には「歳の差とかキャリアの差とか関係なく、責任者ならお前が一番偉い」ということを口酸っぱく言う必要があるんだろうなと。過保護なレベルまでいけば「新卒のくせに、みたいなことを言われたら俺が注意するから言え」と、社長権限を振りかざして安心させる施策も必要かもしれません。

プロジェクトの責任者は、完遂するためにあらゆる手を打つ必要があります。新卒の子に「こいつがダメだったら○日伸びる」まで計算させるのは酷ですが、最悪でもオンタイムで1つ1つのタスクをこなすために「あれできました?」「あと○さんのデータが揃えばおしまいです。よろしくお願いします」といった感じで進行管理をしていかなければなりません。それができるかできないかで、10年後、20年後にできる仕事の幅は大きく変わってきます。

責任の所在地を常に意識すること

今回ご紹介したトラップは、責任の所在地を常に意識することを目的としたものです。新卒の子に限らず、40代くらいのいい年したリーダーも、プロジェクトがうまくいかないことを部下のせいにすることがあります。

しかし、プロジェクトがうまくいかなかったときに責任を取るのはリーダーです。部下のせいにするのは絶対にやってはいけません。部下に責任を押し付けると一時的には気が晴れますが、上層部がまともだったらそのリーダーは仕事を任せられる機会が減ることでしょう。

この手の話にはよく「部下がいない」とか「使えない奴ばかりだから俺には責任はない」という反論があるのですが、その反論に私は「じゃあなんでそんな会社にいるの?」と返したいところです。

責任者として仕事をする機会が20代にたくさんあると、30代に飛躍の時を迎えるはずです。若い責任者の方々、胃に穴を開けながら乗り切って下さい。