ヤドリギ

遺書代わりのメモ

2014夏休み、女子中高生(JK、JC)の出会い系アプリ利用実態調査

そろそろ夏休みが終わるということで、毎年マーケティングの一環で依頼している未成年の出会い系アプリ利用実態調査の結果をまとめてみます。

※これは東京の調査会社に頼んだ結果で、他の都市圏とは違う傾向が出ている可能性が高いのでご注意下さい。また、これは詳細レポートを要約したもので、個人情報が分かる部分などは全て削っています。

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■2014年の出会い系事情

LINEが18歳以下のID検索を禁止して以来、近年はカカオトークを使ったものが主流となっており、今年もカカオトークのIDを交換できる掲示板、アプリを利用している人がほぼ100%でした。

しかし、今年の7月にカカオトークが「特定のIDが短時間で連続で検索された場合、当該IDの検索を一時的にできなくする(だいたい2日間くらい)」という措置をとったため、今年は例年にない“不作”の年となった模様です。警察による「サイバー補導」が増えたことも追い打ちをかけ、今年は今まで利用者が多かったアプリ、掲示板ですら業者の書き込みのみになり壊滅状態になっている模様です。

■男性の書き込みへの応募が主流に

IDを載せるとすぐに検索できなくなるだけでなく、警察とのやりとりも発生するリスクがあることが認知されるようになった影響なのか、本年の調査にあたり、実際にコンタクトを取り取材にまでこぎつけた9人のうち8人が掲示板、アプリへの書き込みへの反応がきっかけでした。これは今までにはなかったことです。

「警察ではないですよね?」という念押しのメッセージを送ってくる人が3人いたところから、警戒度が高くなっていることがわかります。

■利用アプリは「ひまトーーク」以外なし

利用しているアプリを聞いたところ、全員が「ひまトーーク」と回答しました。他のアプリは「使っている人いない」とのこと。満場一致のため、このアプリの認知度は相当なもののようです。

他のアプリはないのか確認したところ「東京限定かまちょ」というアプリも使っている人がいるらしいとのこと。ただ、インストールしてみたところDBが「ひまトーーク」と同じものでした。

■動機は年々深刻さを増す

出会い系アプリを使って誰かと会おうとする人の目的の大半が援助交際であるのは周知の事実だと思うので、そこは割愛します。

ただ、援助交際をする動機がここ2、3年ほどは「母子家庭で生活がきつい」「学費が払いきれない」といった、生活に関わる重い動機のものが増加傾向にあります。ブランド物が欲しいといった、贅沢を目的としたものはほぼありませんでした。

夏休みらしい「ディズニーに行くお小遣いがないから」という理由もありましたが、真剣に悩んだ結果止むに止まれず書き込みに応募した、という人が増え続けているところに、日本の貧困率の上昇を肌で感じました。

※「深刻な理由のほうが男の払いがいい」という女性側の意見もあるようです(追記)

■2015年以降の展望

サイバー補導の精度が上がり続けているため、「アプリを使った出会い」は2014年を持って希少種になる可能性が高いです(今回会った9人のうち、サイバー補導の認知度は100%でした)。

2015年以降はさらに募集、応募が減ることが予想されます。すでに“顧客”を確保している人同士での相互紹介が主流になるかもしれません。

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というわけで、せざるを得ないと判断するような子が増えている中、取り締まりが厳しくなっているというなかなか重い実態が明らかになった2014年でした。

今回この調査会社経由でコンタクトを取って取材してもらった子のうち、親含めて了承を取り付けた一部の子たちには夏休み明けから無料のパソコン教室(職業訓練的な)+会社のお手伝いをしてもらう予定です。

こういうのが売春撲滅の第一歩。

最近の未成年の売春とその対策については、下記書籍が結構参考になります。書いた人自身がギャルやってたそうなので、女性視点の濃い内容になっています。

女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち (光文社新書)

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