ヤドリギ

遺書代わりのメモ

撤退を本気で決断できるくらいに本気で仕事に取り組んで欲しい

選挙特番を眺めていたら、役員からとある1つの事業の売上が芳しくないので撤退する旨をまとめたメールが届きました。2年くらい前に中途で入ってきた社員が「これをやりたい」と真剣に情報を集め事業計画も作成していたのでGoサインを出したのですが、残念ながらユーザーの心をつかむことはできなかったようです。責任者には申し訳ないですが、会社の判断として撤退することを明日伝えようと思います。

こういう話を書くと事業を失敗させた社員が無能だと思う方が少なくないのですが、私は失敗を糧にしてさらに成長すると考えています。彼は自分の事業に何が足りなくて、どうすればいいかを専門家にヒアリングしたり、データを分析したり、課題を見なおしたりしながらたくさんの決断をして頑張ってきました。その結果が「ユーザーはそれを求めていない」となっただけのことです。なので私はこの失敗で給料を減らすつもりはないし、次の仕事では続けて重要なポジションを与えようと考えています。

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私は、利益も赤字も全く出ないような仕事に取り組むくらいなら、失敗したら大赤字を出してしまうくらいでかい仕事に取り組んでやる、と意気込む人が好きです。まあおかげさまで株主に怒られそうな赤字事業を作っちゃったわけなんですけども、それだけお金を使い、人を巻き込んだということですので、でかい事業をやるのに必要な経験は相当溜まります。その経験を他の事業に活かすように仕事を与えれば、赤字を取り返すくらい活躍してくれることでしょう。

いま、こういう考え方をする経営者は少ないです。失敗したら「失敗」という単語にとらわれて社会的制裁を加えるような人がたくさんいて、本当に目の前のことしか見てないなと思います。私は億単位の赤字を出してクビになったら若手がいたら率先して雇いたいです。もちろん失敗のプロセスを分析した上で、ですが。