ヤドリギ

遺書代わりのメモ

30代向け、失敗する確率が低い起業のしかた

30代の方が起業の相談に来ることが増えました。

単純に会社勤めが嫌になった、ビジネスモデルを思いついた、週末起業が軌道に乗ったから事業拡大をしたい、などなど様々な事情で私に会いにきます。その中でたまに「おっ」と思える人がいて、そういう人にはアドバイスをしたり、無担保で起業資金を融資するようにしています。

ただ、最近本業が忙しくなりすぎて時間が取れなくなってきたので、ここでひとつ「これ読め」と言える記事を書いてしまおうかなと。メールベースの相談をしてきた方にはこれからこの記事のURLを送りつけることにします。

このブログの読者の方、たまたま訪れた方、メール経由で来た方、起業するときはぜひこの記事を参考にしてください。ちなみにタイトルに30代向けと書いていますが、だいたいどの年代でも当てはまります、たぶん。

1:何がしたいのかを明確にする

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まず、起業するにあたって何がしたいのかを明確にしてください。最初は時価総額8兆円の会社を作りたいとか、任天堂を倒したいとか、具体性を欠くもので構いません。「満員電車に乗りたくない」でもいいです。

次に、大雑把な内容の目的をどんどん具体的にしていきましょう。スマホアプリを作るならそれはゲームなのか、ビジネス向けなのかといった感じで絞り込みましょう。将来的に複数作りたいと思っているとしても、最初に作りたいものは何かをはっきりさせましょう。

最後に、目の前に並んだ具体的な目的のリストから、1つのテーマを導き出しましょう。真剣にリストと向き合うと、「日本を変える」とか「世界で一番遊ばれるゲームを作る」とか、自分が起業をして最終的に成し遂げたいことが見えてくるはずです。

ここで大事なことは、建前ではなく本音をテーマにすることです。そうすると「あれ、これ起業しなくてもよくね?」となることがあります。その時は起業するタイミングではないかもしれないので、もう少し会社で働いて資金を貯めるといった選択肢も視野に入ってくるでしょう。

とにかく、最初にやるべきことは起業の目的を明確にすること。そしてその目的を実現するには起業が最も向いているのかを考えることです。これをやらずに勢いで起業することもそれはそれで良いのですが、成功確率は熟考する人より低いことは間違いありません。

2:共感してくれる優秀なパートナーを見つける

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さて、テーマを考えた結果起業を選択したら、共感してくれるパートナーを探しましょう。

ここで言うパートナーは、自分より優秀な人のことを指します。全部を上回っている必要はありませんが、少なくとも「ここは絶対に自分より詳しいし、助けてもらいたい」と思える能力を1つか2つ持っていなければ、パートナーとして選んではいけません。

この人と一緒にやれば絶対にうまくいく、と確信できる人を探し、自分がやりたいことをプレゼンしてください。その結果「一緒にやりましょう」となったら、起業準備は終わったも同然です。お互いにいくらずつ出すかを決めて、会社を作りましょう。

「何をやるか?」を「誰と何をやるか?」にレベルアップさせると、起業の成功確率はグンと上がります。そしてパートナーが優秀であればあるほど、さらに確率はアップします。自分の力を過信せず、助けてもらうことを常に考えるようにしてください。

3:事前調査を欠かさない

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最後に、あなたの友達、友達の友達、もしくは全く知らない人たちに「私はこれをやりたいと思っているのだが、どう思うか?」と質問をぶつけてみてください。できればあまりあなたのことを知りすぎていない人が多いでしょう。

ここで100人に聞いて、100人が否定的な意見だったらやめた方がいいかもしれません。あなたの説明の仕方が上手ではない可能性もありますが、全員に否定されることは時代遅れか、今の世の中に求められていないことと捉えたほうがいいでしょう。

肯定、否定の割合が2割ずつくらいで、残りが「よくわからない」だったら、起業のゴーサインです。別に厳密にこの割合である必要はありませんが、賛否両論あり、様子見の人が多い状態なビジネスは頑張れば多数の人に支持される可能性を秘めています。

具体的な例を挙げるとすれば、最近だとApple Watchでしょうか。今は様子見な人がたくさんいますが、買った人がみんな「やべえこれ超便利!なんでみんな買わないの?」となれば、一気に大ヒット商品になるかもしれません。思い出してみればiPhoneもそうでしたね。

事前調査は漠然としたビジネスモデルを説明することになるのでちょっと恥ずかしいものですが、怖がらずに周りの意見を聞いてください。この時にヒントを得て、よりよいビジネスモデルで起業する人は少なくありません。

まとめ

もうあちこちで聞かされてうんざりだと思いますが、日本は起業するためには最高の環境が揃っている国の一つです。失敗したとしても簡単には死にませんし、近年はクラウドファンディングをはじめとした資金調達方法も充実してきています。内需もまだまだしぼんでいないし、一攫千金のチャンスはたくさんあると言っていいでしょう。

しかし、ある程度社会が成熟し、あらゆる分野でトッププレーヤーがいる現状では、勢いだけの起業では限界があります。もちろん勢いに任せてうまくいくことはあるのですが、30代だと失敗した時のリスクが大きいので、出来る限り失敗の確率を減らす手を打っておくことをおすすめします。

さて、あなたが今考えている起業は、この記事の中でどの段階にあるでしょうか。もしパートナーがいなかったら探せばいいし、まだ目的もはっきりしていなかったら一度立ち止まって考えてみるといいでしょう。スピードは大事ですが、考える時間を取ることも大事だということを忘れないようにしてください。

この記事が、いままさに起業を考えている方の助けになれば幸いです。

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