読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヤドリギ

遺書代わりのメモ

現代社会に蔓延する「自分に不利な情報は催促されるまで報告しない病」

普段はメールの返信も電話対応も問題なくこなせているのに、急に連絡がとれなくなる人がいます。とある日を境に、メールも電話も一斉に反応がゼロ。メッセンジャーとかも一切既読がつかなくなり、結構驚きます。

昔だったらこういう時は「飛んだな」と判断して、違う人に依頼したり社内の人間に代わりにやらせて死んでもらったりしてきたわけなんですけども、現代はちょっと事情が違う。最初の打ち合わせ時にもらった名刺に書いてあるTwitterFacebookアカウントを見てみると、連絡がとれなくなっている間もフォロワーとリプライ飛ばし合ったり、「熱い飲み会でした!」とFacebookに写真を上げたりしているわけです。

で、まあ、別に飛ばれてもいい状態で仕事をしているので構わないのですが、社会人的に若いうちから逃げグセがつくと将来ホームレスなので、〆切日が近くなったらTwitterFacebookで「おい〆切日明日だぞメール返しやがれください」と丁寧に連絡をすることにしています。そうするとすぐに鍵をかけたり、投稿をやめたりして完璧な音信不通が成立することになるわけです。

ここで終わるとどこにでもありそうな愚痴エントリーになっちゃうわけですが、本エントリーには続きがありまして。1ヶ月前くらいにこんな話を他の会社の社長連中と一緒にしていたわけです。「ウチもそんなことがある」「この前も納品一歩手前で…」と、老害トークに花を咲かせつつ、改善策を考えていました。

そして、2時間くらい話した辺りで1つの結論に至りました。たぶんこれは「自分に不利な情報は催促されるまで報告しない病」なんだろうと。ネット上では自分を優秀で仕事ができる人間だとブランディングしているから、それがほんの少しでも崩れそうになったら全力で守る。そんな病気が蔓延しているのだろうと。

というわけで、先月はこの手の病気にかかっている人たちとのコミュニケーションマニュアルを作成したところ、劇的な改善が見られました。以下にまとめましたので、お困りの方は参考にしてみてください。

「自分に不利な情報は催促されるまで報告しない病」について

特徴

  1. 初対面時は非常に愛想が良く、よく喋る傾向がある
  2. 問題点を見つける能力はずば抜けているが、その問題点の改善方法を考える能力は非常に低い
  3. 自分の考えがすべての面で正しいと信じている
  4. 「完了」以外の報告をしない
  5. 責任のあるポジションを嫌う
  6. 仕事の姿勢は常に「受け身」である
  7. スケジュール遅延、納品物のレベルが平均水準に達しない見通しになってくると勢いが落ちる

 仕事をするときの注意点

  1. 適度に距離を持ち、必要以上にコミュニケーションをしないこと
  2. 指摘してくる問題点は自分で解決する気はないので、メモをとるだけとっておき、正しいと思える指摘は自社内で解決するようにする
  3. 間違った行動については、クリティカルでないもの以外は指摘しないこと。指摘をするとどれだけ正しくても「自分の正当性」を主張する長ったらしいメールを延々と送ってくるのでコミュニケーションコストが増大するので注意
  4. 進捗の報告はしてこないので、タスクを細かく分割することで対応する
  5. 責任はこちら側で全て請け負うことをスタート時に共有しておく
  6. 相手側から連絡が来ることは絶対にないので、コミュニケーションのきっかけは必ずこちらから作るようにする
  7. 必ず当日中に返ってきたメールの返信が1日後、2日後と急に遅くなってきた場合はスケジュール遅延の可能性を報告できずグズっている可能性があるため、適当な理由をつけてこちらの都合でスケジュールが伸びたことを報告すること。そうするとレスポンスが劇的に早くなる

----------

と、いった感じです。

スポンサードリンク

特に7番のスケジュール調整マニュアルが整備されてからは劇的に改善されました。私たちが悪いということにすると、水を得た魚のように「しゃあねえな」と元気になるので、一度試してみてください。