ヤドリギ

遺書代わりのメモ

2017年、社員に配ったら会社の売上がアップした本3選

私は「これは(会社で仕事をするうえで)役に立つ本だ!」と思った本を社員に配り、「仕事をしなくてもいいから読め」というパワハラをよくやります。

本を読ませる理由は2つあります。1つは勉強する習慣を身に着けてほしいこと、もう1つは最低限この本に載っている知識がベースにないとライバル社に負けてしまうという危機感を持って欲しいことです。

いまの世の中はより早く、より良い知識を身に着け、行動をしなければ、一部の天才にあっという間にお金を吸い取られてしまいます。ならば我々も一部の天才に一時的に追いつけるくらいの知識を身に着ければいい。そのためには良い本を読むのが近道なのです。

そんなわけで、今年弊社の売上アップに貢献したような気がする本を3つピックアップ。完全な主観ですが、前年より上回ったから効果があったということにしておこうという方針でご紹介していきます。

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

 

今年のMVPです。「あらゆるものを数値化して考えろ」と孫さんにパワハラを受けまくりながら身につけたのであろう数値化の方法がコンパクトに纏まっている良著です。

孫さんはいつも豪快な決断をしているように見えますが、その決断の裏には社員をすりつぶして作り上げた多くの数値化された根拠があります。たぶん石橋を100回くらい壊して、鉄筋コンクリートの橋を作って更に総点検して、ようやく渡っているんだろうなということがわかる1冊です。こんだけ決断するための理由を数値化して集めたらそらうまくいくわなということで、社員に本を配りました。

この本のおかげで、社員全員の数字に対する意識がワンランクアップした気がします。最近は自分宛てに届くレポートの質がグッと上がりました。

  • 「俺の直感がこの方針で仕事を進めることを良しとしている」とドヤりながら支持してくる上司
  • 「理由はわからないけど私この商品が売れると思うの☆」と根拠のない自信で商品開発を進める女性社員
  • 「みんなちょっとまってくれ、この新サイト、何のために作るんだったか覚えているかい?」と上から目線でそれっぽい指摘はするが、具体的な答えは何も持っていない若手社員

上記3パターンに当てはまる人がいたら、送りつけて読ませると良いんじゃないかと思います。今の時代、数字による根拠がない決断をする人は害悪でしかありません。

データ・ドリブン・マーケティング

データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

 

来るべきAI時代に備えるため、「まずはデータをどう扱うべきなのか?」を勉強できる本を探していました。この本はビッグデータをビジネスの文脈でどう使いこなすべきかを体系的に学べる良著です。NPVとか、知っているようで深く理解できてないビジネス用語の意味も勉強できるので、年末に読んでおくといいんじゃないでしょうか。

ビッグデータの時代が来る!」と煽るだけのカスみたいな本を10冊寄せ集めても、たぶんこれ1冊に敵いません。データを使ったビジネスを始めたいと思っていたら、社内の担当者にこれを読ませるといいでしょう。

この本に書いてあることをマスターすれば、その時点で日本のマーケターの上位25%くらいには入れるんじゃないかと思います。知らんけど。

 

社内プレゼンの資料作成術 

社内プレゼンの資料作成術

社内プレゼンの資料作成術

 

2015年発売の本ですが、まあ活躍しました。売上に貢献したかと言われれば若干疑問符がつきますが、コスト削減の点では最優秀賞です。

この本は社内における意思決定をしやすくするために、資料をどう作成すればいいか?というテーマで書かれています。Amazonの説明文では「孫正義社長が「一発OK」を連発した社内プレゼン術を全公開!」と書かれていて、胡散臭さ満点ではありますが、中身はしっかりしています。

この本を読めば、ソフトバンクの決算発表時に使われているようなスライドを簡単に作れるようになります。いわゆる数字ドーン、グラフドカーンなやつですね。

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↑こういうやつ(引用:これからは「世界のソフトバンク」へ、孫氏は元Google No.2のニケシュ氏を後継者指名――ソフトバンク決算説明会

ソフトバンクの決算発表会の資料は多少煽るための仕掛けが入っているので褒められたものではないのですが、このエッセンスを社内プレゼンに取り入れるようになってから、決断のスピードは体感で3割くらい速くなった感じがします。会議の時間、回数も4割くらい減ったので、コスト削減にかなり貢献した一冊です。

やりたいことは明確だけど、やりたいことを理解してもらえなくて悩んでいる人。部下が何やりたいかさっぱりわからない資料を持ってきて会議が空転してばかりで頭痛が痛い上司の方。迷わずこの本を買いましょう。そして送りつけましょう。

2018年は数値化、そしてデータビジネスに集中 

個人的に、2017年は「根拠は俺の直感」が通じる最後の年になると踏んでいます。2018年以降は、ヤマカンで一攫千金を狙える範囲は猫の額くらいになってくるでしょう。

なので、これから読むべき本は数値化のノウハウとデータサイエンス。この2種類に絞るといいでしょう。

何をするにも数字を根拠にして、数字を正しく使って行動。あまり楽しくないことはわかってはいるものの、実際に結果が出ているのでこれも時代の流れなのでしょう。社員の楽しさは給与アップで補うようにします。

そんなわけで2017年、会社に貢献した本3選でした。この3冊を読むだけで、会社単位でも個人単位でも売上は全然変わってくると思います。年末年始にぜひ読んでみて下さい。

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

 
データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

 
社内プレゼンの資料作成術

社内プレゼンの資料作成術