ヤドリギ

遺書代わりのメモ

「何が古くなるか十分に理解していない人が、アフターコロナに新しい時代なんて築けるわけないだろ」ということで古典の良著を読み返すGW

インターネッツでは「コロナで新しい時代ガー」、「いままでの常識ガー」、と叫んでいる人がたくさんいて、私もそのうちの1人なのですが

「古い時代を理解していない人が、どうやって新しい時代を築けるのか?」

ということで、古典を読み返すことにしました。

まだたくさんあるのですが、とりあえず再読が終わった本を2冊。

ワンダーマンの「売る広告」

「1つ買ったらもう1つ無料」や、「バケツの穴を塞ぐ」といった現在メジャーになっているマーケティング手法が1950年くらいにはもう存在していたこと。そして、そのマーケティング手法がレスター・ワンダーマンによって生み出されたことをご存知でしょうか。この本には、ワンダーマンが第二次世界大戦後にアメリカでダイレクト・マーケティング旋風を巻き起こすまでの半生が綴られています。

ダイレクト・マーケティングはいまのネット時代では当たり前の手法なのですっかり廃れた言葉ではありますが、インターネットが存在しないマス広告が全ての時代に、顧客データベースを作り、ABテストを行い効果測定をし、1人1人に「これは私に向けられた広告だ」と感じさせる広告を作り、結果を出したワンダーマンの先見の明は素晴らしいものがあります。

2006年に発行された本ですが、たぶん最近発行されている安っぽいマーケティングの本を30冊買うくらいならこの本を買ったほうがいいでしょう。

ワンダーマンの「売る広告」

ワンダーマンの「売る広告」

 

 

理解の秘密

なんと1993年の本。でも、私の会社ではマネージャー職になったばかりの社員に必ず読ませている本です。

理解の秘密は、「望んだ結果を得られる指示(インストラクション)はどういうものか?」を掘り下げた本です。上司や部下の特性を何パターンかに分けて、相性がいい組み合わせ、悪い組み合わせを科学したり、指示にどういう説明を付加すれば部下を望んだ通り動かすことができるのか?といった具体例がたくさん載っています。

上司は部下に指示をする機会がたくさんあると思いますが、部下は毎回望んだ通りに動いてくれるでしょうか?おそらくうまくいかないことが多いでしょう。この本はそんな人に役立つ一冊です。

世の中にあるリーダーシップやマネージングに関する本の95%くらいは著者の成功談なので一切役に立たないのですが、この本は世界で唯一と言っていい「マネージメントを科学した本」です。良著中の良著であるためAmazonではいつも高値で取引されているのですが、買えそうな値段に落ちたときは迷わず買うことをおすすめします。

 

古い時代、いままでの時代を理解して、新しい時代にチャレンジするための準備をする。今年のGWはそんな感じで過ごしてみてはいかがでしょうか。

あと、これから読む予定の本はこんな感じです。どれもこれも中古しかないから、Kindle化してほしい…