ヤドリギ

遺書代わりのメモ

2020年、読んで面白かった本

コロナで書いたり推敲したりする時間が増えたのか、今年は良い本が全体的に多かったような気がします。

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践 

今年の本じゃないのですが、個人的に一番面白かったです。

思考と論理って聞いたことがあるし、なんとなくどういうものかわかっているけど正式な定義ってなんぞや?とか、どう違うのか?とか、改めて説明してくれと言われたら「うっ」となるんじゃないでしょうか。

この本はそんな私みたいな「なんとなく思考とかわかった気になっている」人向けの一冊です。真剣に何かを掘り下げて考えようとしたときに壁にぶつかりがちな人はぜひ読んでみてください。

 

ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

個人的にタイトルが煽り過ぎで損してるんじゃないかなと思っている本です。

「日本人wwwブランドwwww知らなすぎwwww」 な要素はもちろんあるんですがそれは全体の5%もなく、いま世界的に通用するブランドを作るとしたらどれだけ考えなければならないことがあるか?について細かく分解して伝えてくれる一冊です。

ポイントは「いま」です。昔のブランド論から学べることはたくさんありますが、いまにフォーカスした本は珍しい。その点でおすすめしたい一冊です。

タイトル煽り過ぎだけどさ(2回目

 

人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

  • 作者:松本 健太郎
  • 発売日: 2020/07/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

理想と現実みたいなものが好きな人はマストバイな一冊。

よくある「マクドで健康的なメニューほしいって言われたからサラダ出したら全然売れなかったけど、メガマック出したらめっちゃ売れたやで〜、ユーザーの意見を鵜呑みにしたらあかんやで〜」な話を皮切りに、実際に世の中で「こうしたらこうなる!」と思われていることがデータを読み解くと実はそうでもないという話がどんどん出てきます。

しかしながら、著者がデータサイエンティストという肩書きながら、わりかしデータから読み解ける仮説みたいなものの主張が激しめ。もちろん本なので自分の意見はがっつり入れるべきですが、データから結構かけ離れた推論が多かったのはちょっと気になりました。

ワークマン式「しない経営」

ワークマン式「しない経営」―― 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密

ワークマン式「しない経営」―― 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密

  • 作者:土屋 哲雄
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

これは経営者なら読んでおかないといけない一冊です。

「する」ために「しない」は日本式経営において一番軽視されてきたことだと思います。「しない」が増えるほど会社は成長しやすくなることをこれだけわかりやすく書いてくれた本はいままでなかった気がします。加えて10期連続で結果が出ている人が書いている、ということで参考になることばかりです。

私はけっこうワークマンに近い感じで「しない」を増やす経営をしてきたので共感することが多々ありました。しかしエクセル経営の意図は理解しきれていなかったので、この本を見て理解すると同時に「これは使える!」と大きなヒントを得られました。来年から地道にエクセル経営というか、末端までデータを活用する意識を植え付ける仕掛けを考えていきたいと思っています。

会議を山ほどやりたがったり、コロナなのに忘年会とか新年会とか初詣とか企画しようとしたりする社長に読ませたら、きっと効果があるでしょう。

 

2020年、読んで面白かった本は以上になります。

来年も良い本と出会えますように。